
重要なポイント
『シャドウバース ワールズ ビヨンド』は、前作から9年ぶりの完全新作で、新要素やルール変更が多数加わりました。新要素の"超進化"や"エクストラPP"の導入により、戦略の幅や深みも大幅に増しています。さらにプレイヤー間の交流やカード収集に役立つバトル外の新要素も注目ポイントです。
『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドウバース ワールズ ビヨンド)』(以下『シャドバWB』)は、デジタルトレーディングカードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』シリーズの後継作としてリリースされた、スマホ・PC向けゲームです。
本作では、1対1のプレイヤーによるターン制のカードバトルが楽しめます。お互いに40枚のデッキ(山札)を持ち寄り、手駒となるフォロワーや、即座に効果が発動する使い捨てカードのスペルなど、さまざまな効果を持つカードをプレイ(使用)して戦います。バトル中にプレイヤーの分身となる"リーダー"には体力が設定されており、先に相手リーダーの体力を0まで削りきったプレイヤーが勝者となります。
前作の『シャドウバース』から9年の時を経て登場した完全新作である『シャドバWB』では、バトルにおいて戦略の幅を広げる新要素やルールの変更、交流に役立つモードなどが追加されています。
本記事では、『シャドバWB』で新たに追加された要素や、前作からの変更点などをまとめて解説します。
バトルの新要素&変更点
進化を超える"超進化"

"超進化"は、超進化ポイント(SEP)を使用して自身のフォロワーの性能を強化する行動で、本作の目玉となる新要素です。
"超進化"したフォロワーは攻撃力&体力が+3され、場に出したターンでも相手のフォロワーに攻撃可能になります。
さらに、超進化したフォロワーで相手フォロワーを倒した際、相手リーダーに1ダメージを与えます。この特性により、相手のフォロワーを破壊しつつ相手リーダーにもダメージを与えたり、"守護"(場にいる限り、守護を持たない味方フォロワー・リーダーに攻撃させない)持ちのフォロワーに守られたリーダーからもダメージを与えることが可能です。
なお、"超進化"が使用可能となるのは後攻の6ターン目以降です。
新クラス"ナイトメア"が登場

前作に存在したクラス、"ネクロマンサー"と"ヴァンパイア"が統合され、新たなクラス"ナイトメア"が登場しました。
"ナイトメア"では、"ネクロマンス"(墓場の枚数を指定消費すると発動する能力)や、"リアニメイト"(バトル中に破壊された指定コスト以下のフォロワーを場に出す)といった能力を持つカードが多く存在し、相手リーダーの体力に直接ダメージを与えることも比較的得意としています。
"エクストラPP"で先攻有利の環境が覆る?

前作ではバトルシステムの仕様上、先攻のプレイヤーが有利とされていましたが、『シャドバWB』では新要素として"エクストラPP"が登場したことにより、バトルに大きな変化が生まれています。
"エクストラPP"は、後攻のプレイヤーのみ使用可能です。後攻プレイヤーは、これを使用することでPPを+1でき、先攻のプレイヤーよりも強力なカードを使用することができます。
なお、"エクストラPP"は1回のバトル中に最大2回までの使用制限があり、1~5ターン目までに1回、6ターン目以降に再度1回使用できます。
5ターン目までに1度も使用せず6ターン目を迎えてしまうと、そのバトル中は1回までしか使用できなくなってしまうので、バトル前半のうちに忘れず使用しておきましょう。
新カード分類"クレスト"&新能力"アクト"

"クレスト"はおもにフォロワーに能力のように付与されており、"クレスト"を持ったカードを場に出すと、リーダーに対して特定の能力が付与されます。
例として、"ターン終了時に両リーダーに1ダメージ"、"特定の種類のカードに【疾走】を付与する"などの効果が、場の状況にかかわらず発動し続けるようになります。フォロワーの能力とは異なり破壊されにくいのが優秀なポイントです。
"クレスト"は最大で5個まで所持でき、6個目以上は追加されず消滅する仕様なので、使いすぎには注意しましょう。なお、"クレスト"は、本作で新たに加わったカード分類のひとつという扱いになっています。

アミュレット専用の能力である"アクト"は、1ターンに1回まで、カード詳細の"アクトボタン"を押すことで能力を発動させることが可能です。
前作において、アミュレットは場に留まって能力を自動的に発動することがおもな役割でしたが、"アクト"を持つアミュレットが登場したことで、能力を発動するorしないを任意で選択できるようになり、ゲーム性や戦略の幅が広がっています。
開幕手札数や進化回数などのルールが変更
バトル開始時の手札枚数が3枚→4枚になり、1ターン目のドロー枚数が先攻・後攻ともに1枚に統一されています。
また前作では、"進化"に必要な進化ポイント(ES)を先攻は2個、後攻は3個保有していましたが、本作では先攻・後攻ともに2個に統一されました。
どちらのルール変更も、"超進化"や"エクストラPP"の追加にともなうバランス調整であると思われます。
最善手のヒントがもらえる"AIアドバイス"

プラクティスバトルでのみ、AIからのアドバイスを表示する機能が利用可能です。
本機能は、2025年7月13日時点でベータ版となっていることもあり、いかなる状況においても最善手を示すことを補修するものではありませんが、上達のためのヒントがもらえる機能として役立てましょう。
カードの能力がキーワード化によりわかりやすく
カードの能力説明がキーワード化され、前作に比べて説明欄が読みやすくなっています。たとえば、"相手のフォロワーから攻撃されない"能力は、"威圧"という能力名称に省略されています。
おもな能力名と内容は以下のとおりです。一部の能力は、特定のクラスでのみ持っていることがあります。
| 能力名 | 内容(ゲーム内表記) | おもなクラス |
| コンボ | "このターン中に自分がプレイしたカードの枚数"を表します。
コンボが指定された値以上のときに働く能力もあり、その能力を持つカードをプレイした場合は、そのカード自身も枚数に数えます。 |
エルフ |
| スペルブースト | 自分がスペルをプレイしたとき、自分の手札すべては1回スペルブーストします。
スペルブーストすること自体にはバトルにおける意味はありませんが、スペルブースト時を持つカードはスペルブーストしたときに、能力が働きます。 |
ウィッチ |
| 土の秘術 | 自分の場の土の印の数が指定された値以上のときに、その値だけ消費して、能力が働きます。 | ウィッチ |
| 土の印 | 土の印を持つアミュレットが場に出たとき、土の印の数が1になって、カードの右下に表示されます。自分の場に他の土の印・アミュレットがある場合、それらすべてを消滅させて、土の印の数を合算します。
土の印を持つカードは能力で破壊できず、相手の能力で選べません。 土の印の数が0になると、破壊されます。 "土の印を+2する"能力が働いたとき、自分の場に土の印・アミュレットがあるなら、それの土の印の数を+2します。土の印・アミュレットがないなら、「大地の魔片」1枚を自分の場に出して、それの土の印の数を2にします。 |
ウィッチ |
| 覚醒 | "自分のPP最大値が7以上"という状態を表します。 | ドラゴン |
| ネクロマンス | 自分の墓場が指定された値以上のときに、その値だけ消費して、能力が働きます。 | ナイトメア |
| リアニメイト | このバトル中に破壊された、コストが指定された値以下の中で最大の自分のフォロワーと同名のフォロワー1枚を、死者・タイプを持たせて場に出す能力です。
コスト最大のフォロワーが複数あるなら、その中からランダムに選ばれます。 同名のカードが複数回破壊されている場合、そのぶん選ばれる確率が上がります。 |
ナイトメア |
| 融合 | 手札の指定されたカードを素材として融合し、カードを強化する能力です。 融合を持つ手札のカードは、1ターンに1回、カード詳細にある「融合ボタン」を押すことで融合できます。 枚数の指定がない場合は、一度に素材を何枚でも融合できます。 融合されたカードは手札から取り除かれて、墓場は増やしません。 |
ネメシス |
| 疾走 | 場に出たターンでも攻撃できる能力です。 | 全般 |
| 突進 | 場に出たターンでもフォロワーを攻撃できる能力です。 | 全般 |
| 守護 | 場にいる限り、守護を持たないフォロワーやリーダーを攻撃させない能力です。
潜伏や威圧と守護を同時に持っている場合は、潜伏や威圧が優先されて、守護は無効になります。 |
全般 |
| 必殺 | 攻撃するか攻撃されることによって相手のフォロワーにダメージを与えたとき、相手のフォロワーを破壊する能力です。 攻撃力が0の場合や、相手の能力によって与えるダメージが0になった場合でも、必殺能力は働きます。 |
全般 |
| 潜伏 | 相手の能力で選ばれず、相手のフォロワーから攻撃されない能力です。
攻撃するか、潜伏を持つフォロワーが能力によってダメージを与えると、潜伏を失います。 |
全般 |
| カウントダウン | カウントダウンを持つカードが場やリーダーエリアに出たとき、カウントが指定された値になって、カードの右下に表示されます。
自分のターン開始時にカウントを-1して、カウントが0になると破壊されます。 |
全般 |
| 威圧 | 相手のフォロワーから攻撃されない能力です。 | 全般 |
| オーラ | 相手の能力で選ばれない能力です。
ランダムな対象に働く能力の対象になることはあります。 |
全般 |
| バリア | バリアを持つフォロワーやリーダーがダメージを受けるとき、そのダメージを0にする能力です。バリアは1回働いたら失います。 | 全般 |
| アクト | アクトを持つ場のアミュレットは、1ターンに1回、カード詳細にある"アクトボタン"を押すことでアクトでき、能力が働きます。 アクトに必要なコストが指定されている場合もあり、自分の残りのPPが指定された値以上なら、その値だけPPを消費して、能力が働きます。 |
全般 |
| ファンファーレ | 手札からプレイして、場に出たときに、能力が働きます。
手札やデッキから直接場に出したり、カードを生成して場に出したときには働きません。 |
全般 |
| ラストワード | 破壊されたときに、能力が働きます。
消滅や変身したときには働きません。 |
全般 |
| エンハンス | エンハンスを持つカードをプレイするとき、自分の残りのPPが指定された値以上なら、コストではなくエンハンスの値だけPPを消費して、能力が働きます。 | 全般 |
| モード | 複数の能力から、指定された数の能力を選んで働かせる能力です。
能力が働く条件を満たしていないモードも選ぶことはできますが、その能力は働きません。 |
全般 |
| 変身する | カードが別のカードになることです。 受けたダメージやかかっている効果、このターンに攻撃やアクトしたかどうかは引き継がれません。 フォロワーに変身した場合、次のターンから、相手のリーダーやフォロワーを攻撃できます。 |
全般 |
バトル以外の追加要素
交流拠点となる"シャドバパーク"

自由にカスタマイズしたアバターを操作して、ユーザーどうしがバトルやチャットによる交流を楽しめる"シャドバパーク"が追加されています。
パーク内のクエストを達成することでパークトレジャーを開けることができ、アバター用のカスタマイズアイテムや、カード、デッキ構築に役立つ各種アイテムなどがゲットできます。
収集数に応じて報酬がゲットできる"カード図鑑"

これまでに入手したカードを図鑑として閲覧することができる機能も追加されています。カードの所持率が上昇するごとにコレクションレベルが上がり、さまざまな報酬が手に入ります。
カード分解のルールが変更

カードを分解すると、レアリティに応じた数の"レッドエーテル"を獲得できます。"レッドエーテル"は、一定数を消費することで欲しいカードを任意に生成でき、デッキ構築のために非常に重要なアイテムです。
前作では所持カードを制限なく分解可能でしたが、本作では同名カードの所持数が3枚を超過したぶんのみ分解可能なルールとなりました。
これによりゲームを始めたての段階で、使用頻度の少ないカードを大量に分解してまとまった量の"レッドエーテル"を獲得する動きが不可能になっています。毎日1回引ける無料のカードパックなどを利用し、より良いデッキを構築しましょう。