重要なポイント
『ストリートファイター6』では、コンボ精度が勝率に直結する重要な要素です。精度を高めるためには、簡単なコンボから始め、ボタン入力をゆっくり練習することが効果的です。また、コンボをパーツごとに分けて練習し、実戦を想定した状況や動く相手に対しても試すことで、安定した精度向上が期待できます。
『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)の対戦において、”コンボ精度”は勝率に直結する重要なファクターだ。
精度が高ければ一度のチャンスでまとまったダメージを奪えるようになり、対戦相手に大きなプレッシャーを与えることができる。逆に精度が低いと、コンボ失敗により相手のまえで大きなスキをさらすことにも繋がりかねない。
本記事では、『スト6』において効率的にコンボ精度を高めるための練習方法を解説する。自己流の練習法だけでは精度が一向に上がらないと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてほしい。
①簡単なコンボから練習する
ゲームを始めたての初心者は、できる限り簡単なコンボから練習を始めよう。"簡単なコンボ"とは、"COMBO TRIALS"モードにおける各キャラクターの初級、ないし中級程度の内容と考えていい。
キャラクターによっては、中攻撃→大攻撃といった特定のボタンをリズムよく入力することでくり出せる特殊技(いわゆるターゲットコンボ)を持っていることもあるので、まずはそれらから練習するのがおすすめ。
次点で、通常技→必殺技といったシンプルな構成のコンボ(たとえばリュウならしゃがみ中キック→波動拳など)を練習していこう。千里の道も一歩からだ。
②ボタンやコマンドをゆっくり正確に入力する
コンボ練習というと、ボタンやコマンドの入力を"できる限り素早く済ませること"にばかり意識が向きがちなものだが、"コンボがギリギリでつながる入力タイミング"を肌感覚として知っておくこともじつは重要だ。
通常技をキャンセルして必殺技をくり出す、あるいは必殺技コマンドを入力するなどの際には、一定の猶予時間が設けられている(大抵は1秒にも満たない程度ではあるが)。
あえて、"自分のなかでの最速入力"からは少し遅め入力タイミングを試していくことで、「ここまで遅くても大丈夫なんだ!」という感覚がつかめるだろう。猶予がわかれば多少なりとも心の余裕が生まれ、実戦でのコンボミスの抑制にもつながるハズだ。
③コンボ内容を短くわけてパーツごとに練習する
複雑なコンボを練習する場合、まずはコンボ内容を簡略化して練習するのがおすすめだ。
例として、リュウ(操作タイプ・クラシック)の以下のコンボについて考えてみよう。
<しゃがみ中キック→キャンセルドライブラッシュ→立ち中パンチ→立ち強パンチ→真空波動拳>
このコンボの場合、以下のパーツにわけて練習するのがコンボ精度アップへの近道だ。
①しゃがみ中キック→キャンセルドライブラッシュ
②(パリィ)ドライブラッシュ→立ち中パンチ→立ち強パンチ
③立ち強パンチ→真空波動拳
それぞれのコンボパーツの成功率を上げてから"通し"で練習し、コンボの完走を目指そう。
④"棒立ち"以外の状況でもコンボを練習する
実際の対戦においては、"棒立ち"あるいは"しゃがみ"の状態からつねに落ち着いてコンボを始められるとは限らない。
立ち状態の通常技から始動するコンボならば、"しゃがみ"状態から即座に立ってコンボを始める練習、しゃがみ攻撃始動ならばその逆も練習しておこう。
"しゃがみガード"をしている状態から、即座にコンボ始める練習はとくにおすすめ。実戦では頻発するシチュエーションだからだ。
⑤動いている相手に対してコンボを練習する
さきほどの④の発展練習として、CPU(コンピューター)操作の相手に対してコンボを決める練習も非常に有効だ。
まずはCPUをレベル1(最低値)に設定し、狙うコンボも1種類に絞って練習するのがおすすめ。複数パターンのコンボの使いわけ(いわゆる"コンボ選択")について考えることは、後回しにしてかまわない。
CPU相手ではなく、勝敗に応じたリーグポイントの増減がない対人戦(バトルハブマッチ、カジュアルマッチ、カスタムマッチ)を利用するのもアリだが、大切なのは「このコンボだけは絶対に成功させる!」という意識。
対人戦で練習する際も狙うコンボは絞って明確にしておき、見事成功させられた暁には、めいっぱい自分を褒めてあげよう。