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【TGS2025】韓国発! 『ハローキティ』から感情アクションまで、個性豊かな15社の作品が集うKOREA GAME ROADSHOW

韓国発インディーズゲームを3タイトル試遊!

ライター /

重要なポイント

2025年9月25日(木)~28日(日)にかけて、千葉県・幕張メッセで開催された"東京ゲームショウ2025"(以下、TGS2025)。そのイベントに出展された"KOREA GAME ROADSHOW"ブースのレポート。

韓国のインディーズゲームを集めたブースで、15社が参加し多様なジャンルを展開した。サンリオのキャラクターが可愛らしいスマートフォンゲームや、プレイヤーが島を作り上げていくシミュレーションゲーム、感情をテーマにしたアクションゲームなど幅広い作品を試遊することができた。

TGS2025の初日(ビジネスデー)、セガ・アトラスブースを満喫した筆者が次に訪れたのは韓国発のインディーズゲームを出展する"KOREA GAME ROADSHOW"ブース。

2025年7月に京都で開催されたインディーゲームイベントBitSummit 13thにおいて、韓国のゲーム開発チームが手掛けた『502号室 : 寄宿学校青春ミステリー』をプレイし、その繊細な作り込みやストーリー展開に強く心を動かされたばかりの筆者。その感動の余韻から、韓国のインディーズゲームに興味が湧き、このブースを訪れることにしたのだ。

KOREA GAME ROADSHOWとは?

TGS2025 韓国ゲームのブース

©PINION

"KOREA GAME ROADSHOW"は、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)が出展するブース。KOCCAは、ゲームのみならず音楽、ファッション、アニメなど幅広い分野で韓国コンテンツの成長を支援しており、TGS2025ではその取り組みの一環として出展している。

全15社が参加し、多彩なジャンルのインディーズゲームが集結していた。各社の試遊コーナーには開発者が立っていることも多く、作品について直接話を聞ける貴重な場となっていた。

さらに、スタンプラリーも実施しており試遊コーナーで遊ぶごとにスタンプがひとつもらえ、3つ集めるとガラポン抽選に挑戦できる。豪華な景品にはなんとNintendo Switch 2本体が用意されていた。筆者は残念ながらハズレてしまい景品を逃してしまったが、思わずワクワクする夢のある仕掛けだった。

マージで遊んで、デコで楽しむ。サンリオキャラクターといっしょに街作り

TGS2025サンリオゲーム

©PINION

さて最初に紹介するのは、サンリオの人気キャラクターが登場するスマートフォンゲーム『ハローキティ:マイドリームストア』

グローバルIPを活用したゲーム開発を行う ACTゲームズ が手掛けており、大規模アップデートが実施された配信中タイトルだ。

TGS2025サンリオゲーム

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本作の基本はいわゆるマージゲーム。同じアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作り出し、指定されたアイテムを完成させていく。

ルールはシンプルでわかりやすいが、そこにサンリオらしい細やかな作り込みが加わっている点が大きな魅力だ。マージ用のアイテムひとつひとつにキャラクターや世界観が反映されており、プレイしているだけで可愛らしいサンリオの世界に没入できる。

TGS2025サンリオゲーム

©PINION

さらに、パズルで獲得したお金を使ってショッピングタウンを自由にデコレーションできるのも楽しいポイント。サンリオキャラクターをモチーフにした家具やアイテムが豊富に用意されており、好きなキャラで自分だけのタウンを彩ることができる。ファンにとっては、キャラクター愛を形にできる最高の空間だ。

シンプルなパズルの楽しさと、自由なカスタマイズ、そして何よりサンリオキャラクターの魅力が詰まった『ハローキティ:マイドリームストア』は、サンリオファンはもちろん、可愛い世界観のゲームが好きな人にもおすすめできるタイトルだ。

ぜひ、手元のスマートフォンで夢の街を作り上げてみてはいかがだろうか。

スローライフ好き必見!  牧場も農場も思いのままに、自由自在に島を作り上げる『Not Alone』

TGS2025 ノットアローン

©PINION

次に紹介するのは、Modle Studiosが開発した『Not Alone』。この作品は、突然見知らぬ島にやってきたプレイヤーが、自分好みの島を育てていくスローライフゲームだ。

基本的な流れは、農場や牧場などの施設を建設し、作物や畜産物といった生産物を作り出すこと。生産物を出荷してタスクを達成するとお金や資源が手に入り、さらに島を発展させていくことができる。

システム自体はシンプルながら、効率を考えた配置やバランスの取りかたでプレイヤーの個性が表れる点が面白い。

また、島にはさまざまなキャラクターが訪れる。彼らにアイテムを渡すと定住してくれるようになり、住人が増えることで島の賑わいも広がっていく。さらに定期的に現れる大きな亀からは、新しい建材やデコレーションパーツを購入でき、島作りの幅が一層広がる。

どんな島を作るかはプレイヤー次第だ。農業や牧場での生産に集中してもいいし、飾り立てることに専念するのもいい。そうした自由度の高さこそが、本作の最大の魅力だろう。

『Stardew Valley』や『牧場物語』のようなスローライフゲームが大好きな筆者としては、すぐに夢中になってしまい、気づけば時間を忘れて島作りに没頭していた。

さらに驚いたのは、これほど多くの要素を盛り込みながら、開発チームがわずか10人規模だということ。小規模チームならではの細やかな作り込みと、プレイヤーに寄り添う遊び心が詰まった作品だと感じた。

受賞歴多数! 感情を操る新感覚のアクション体験『MONOWAVE』

TGS2025 MONOWAVE

©PINION

最後に紹介するのは、ソウルを拠点とするSTUDIO BBB『MONOWAVE』。

もともとは大学の小さなプロジェクトとして始まり、いまはコンソールやPCでのリリースを目指す最終段階だそう。コンセプトは"感情は能力に、共感は力になる"。幸福・悲しみ・怒り・不安という4つの感情を活かしながら、道を切り開き、冒険を進めていくアクションゲームである。

すでに国内外の多数のゲームショウに出展しており、2025年の"台北ゲームショウ"では"最優秀学生ゲーム"を受賞。さらに2024年の"INDIE CRAFT"ではチャレンジャー部門の最優秀賞"TOP1"に輝くなど、各所で注目を集めてきた。

ゲームのポイントは"感情"を使い分けること。幸福の感情を選ぶと、高く遠くへジャンプできる。悲しみの感情では体を柔らかく変形させ、狭い隙間をすり抜けられる。

怒りの感情ではパワーがみなぎり、壁キックで険しい高所に登れる。不安の感情では、通常なら危険なトゲの道も通り抜けることが可能だ。感情ごとに全く異なるアクションが生まれるため、状況に合わせた選択が求められる。

さらに"共感システム"と呼ばれる仕組みもユニークだ。マップ上のギミックに触れることで感情を切り替えたり、周囲のキャラクターに感情を伝えたりできる。この要素が組み合わさることで、単なる感情アクションにとどまらず、仲間との繋がりや世界観そのものに厚みが加わっている。

操作するキャラクターは丸みのある可愛らしいデザインで、感情を表す表情の変化も見ていて癒やされる。一方で、しっかりとした遊び応えもある。

数々の賞に輝いたのも納得の完成度であり、正式リリースが待ち遠しいタイトルだ。

世界へ挑む韓国インディーズ、その最前線を体感!

KOREA GAME ROADSHOWブースでは、韓国インディーズゲームの多彩な魅力を存分に味わうことができた。それぞれがまったく異なる個性を持ちながらも、プレイヤーを楽しませたい・驚かせたいという情熱を存分に感じた体験だった。

韓国発のインディーズゲームは、世界に通じるIP活用から小規模チームの挑戦、学生プロジェクトの飛躍まで幅広い。今後ますます目が離せない!