『ファイナルファンタジー』シリーズにおいて、「クポ」とはどういう意味?

モーグリの鳴き声だけど、その意味は?

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重要なポイント

「クポ」は『ファイナルファンタジー』シリーズに登場するモーグリ族の特徴的な鳴き声で、初出は『FFV』。もともと『FFIII』では「ニャー」と鳴いていましたが、後に「クポ」に統一されました。「クポ」は特定の意味を持たず、文脈に応じて多様に使われる音であり、モーグリを象徴する要素として多くの作品で親しまれています。

「クポ!」……『ファイナルファンタジーVII』のゴールドソーサーを訪れたり、『ファイナルファンタジーXII』の空中都市ビュエルバの景色を見たりしていると、誰もが耳にしたことがあるでしょう。しかし、「クポ」とは一体何を意味し、どこから来たのでしょうか?

クポの起源

「クポ」は、『ファイナルファンタジー』シリーズに登場するモーグリ族の特徴的な鳴き声です。この言葉が実際にゲームに登場したのは、『ファイナルファンタジーV』(シリーズ第5作目)からですが、それ以前からモーグリ自体は『ファイナルファンタジー』シリーズに登場していました。

モーグリが初めて登場したのは『ファイナルファンタジーIII』です。彼らは知性の高い種族で、強力な魔法の力を持ち、ドーガの護衛として活躍していました。当時、モーグリは「ニャー」という鳴き声を発しており、これは日本語における猫の鳴き声です。しかし、リマスター版では「ニャー」から「クポ」に置き換えられ、この鳴き声がモーグリ族と結びつくことになりました。そのため、多くの人は「ニャー」と「クポ」がモーグリ語であると考えています。


メモ
じつは、モーグリは『ファイナルファンタジーII』で雪原の敵として登場する予定でしたが、最終的に削除されました。その際にモーグリのビジュアルやその他の要素が、同作に登場するジャイアントビーバーとして活用されました。

クポが登場する『ファイナルファンタジー』シリーズ作品

「クポ」という鳴き声は、『ファイナルファンタジー』シリーズのなかで非常に重要な存在となっており、むしろ登場しない作品を探す方が難しいほどです。もし、オリジナル版の『ファイナルファンタジーIII』を除外するなら、「クポ」が登場しないメインシリーズのタイトルは、モーグリがほとんど登場しない作品でもあります。

それは、『ファイナルファンタジーI』、『II』、『IV』、『VIII』、『X』、そして『XV』です。これらの作品にはモーグリが武器や伝説上の生き物として登場することはあるものの、「クポ」という言葉自体は出てきません。

また、スピンオフ作品にも多くのモーグリと彼らの特徴的な鳴き声が登場します。その代表例が『ファイナルファンタジータクティクス』のあらゆるバージョン(計4作)において、モーグリたちが「クポ」と言うシーンが頻繁に見られます。さらに、『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』では、モーグリはプレイアブルな種族としても登場しています。

このように「クポ」は本当に多くの『ファイナルファンタジー』シリーズに登場しています。

クポの意味とは?

スクウェア・エニックスは、「クポ」という言葉の意味を明かしたことがなく、モーグリが使うこの鳴き声は、文中の強調表現として使われることもあれば、リラックスしているときや、驚いたとき、さらには悲しい時にも使われることがあります。つまり、単にモーグリが発する"ただの音"である可能性が高いのです。実際、ゲーム内で人間の言葉を話せるモーグリもいる一方で、ほとんどのモーグリが言えるのは「クポ」だけです。

多くのファンは"クポの実"という、モーグリが好んで食べる食べ物とこの言葉を結びつけますが、これはちょっと無理矢理かもしれません。なぜなら、最初に登場したのは「クポ」の方であり、"クポの実"の名前はモーグリの鳴き声に由来しているのであって、その逆ではありません。実際、これが逆だったら、もっと納得のいく説明になったのかもしれません。

『ファイナルファンタジーIX』で、モグミがクポの実について尋ねるシーン。

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結論として、クポという言葉の意味についての明確でシンプルな答えは、ただひとつ.……「クポ」それ自体が「クポ」なのです。

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