『エルデンリング』のダウンロードコンテンツ(以下、DLC)『SHADOW OF THE ERDTREE』では、新シナリオをはじめ、キャラクターや装備といった数多くの要素が追加された。
DLCから登場したキャラクター"針の騎士、レダ"(以下、レダ)は、新たな物語と密接に絡んでおり、シナリオの随所で姿を見せ、レダを軸としたイベント分岐も複数用意されている。
レダの分岐イベントでは、各ルートによって報酬が異なるため、すべて集めるには最低でも2回(2周)はゲームのクリアが必要となり、選択次第では3回(3周)以上ものクリアを要する場合も。そこで本記事では、最低限のクリア回数(周回数2回)で報酬を集める手順を解説する。
レダの出現場所とイベントの分岐について
まずDLCの序盤から中盤にかけては、祝福"街道の十字"にレダが出現。ここでレダと会話することによって、それぞれの分岐イベントに必要な発生条件を満たせる。
分岐イベントは、レダが"角人"を粛清しようとするイベントと、レダが"老兵アンスバッハ"(以下、アンスバッハ)を粛清しようとするイベントの合計2種類がある。
イベントの各ルートにおいては、レダに協力(粛清対象と敵対)するか、レダと敵対(粛清対象と協力)するかをプレイヤーが選択でき、その結果次第で手に入る報酬が変化する。
また、意図的にレダや角人との会話をスルーしない限り、必ず先に角人を粛清するかどうかのイベントが発生。つぎにアンスバッハを粛清するか生存させるかを選ぶことになる。
なお、最初の角人イベントでレダと敵対した場合は、アンスバッハのイベントがスキップされる(レダが姿を消すので、そもそもプレイヤーにアンスバッハの粛清を持ち掛けることがない)。
ちなみに、どのルートを選ぶ場合でも、レダがいる祝福"街道の十字"から非常に近い"影の城"が粛清の舞台となるので、DLCエリア全体の探索を度外視してイベントだけ進めることも可能だ。
角人について
老兵アンスバッハについて
ひとつ目の分岐イベント(角人)
まず、分岐イベントを開始するには、特定の条件を満たしたときに現れる"何処かで、大ルーンが壊れた"や"魅了の力も、壊れたようだ"といったテキストを画面上に発生させる必要がある。
該当のテキストが出現する条件はふたつあり、ひとつ目は祝福"街道の十字"から真っ直ぐ北に進み、祝福"影の城、正門"の手前にたどり着くこと。近付きさえすれば、何もせずとも該当のテキストが表示される。
ふたつ目は、祝福"街道の十字"の東側にある祝福"村へ続くつり橋"の周囲へと足を踏み入れたとき、"何処かで、大ルーンが壊れた"というテキストが発生。しかし前述した通り、イベントの舞台は"影の城"なので、祝福"影の城、正門"に向かったほうが手っ取り早くイベントを進められる。
そして"何処かで、大ルーンが壊れた"というテキストが出現してからは、地図の機能を使って祝福"街道の十字"まで転移すれば、即座に"角人"の分岐イベントを開始できる。
"街道の十字"に戻り次第、近くのレダに話しかけると、レダが会話のなかで粛清するべき人物を検討し始める。
その会話時に、レダに返答する選択肢が現れ、プレイヤーは角人を粛清対象として提案できる。
ところが、プレイヤーが角人を選択するかどうか、ほかの選択肢を取るかどうか、それらのすべてにかかわらず、レダは必ず角人を粛清対象に選ぶので、どんな選択肢を選んでもルート分岐に影響はしない。
レダとの会話を終えた後、すぐ隣りにいる角人に話しかけると、今後の動向を示唆する言葉が語られる。その後、祝福で休んだり、ロードを挟んだりすると、角人が"街道の十字"から姿を消す。
角人が姿を消した状態で、相変わらず祝福"街道の十字"の間近にいるレダとの会話を進めていくと「やはり、角人殿を討とうと思う」というセリフが発生する。この言葉が出た時点から、角人との戦闘が可能となる。
以上の準備を終えたら、再び祝福"影の城、正門"へ向かおう。角人との戦闘エリアまで距離は遠くないものの、"影の城、正門"のすぐ先には、新ボスの"黄金カバ"が出現する。
"黄金カバ"は、その巨体に見合った広範囲攻撃を持つ強力なボスだが、出血や毒をはじめとした状態異常が有効であり、"大盾"によるガードも適しているので、DLCエリアに到達したプレイヤーであれば撃破は難しくないはずだ。
"黄金カバ"を倒して進んでいくと、少し先で巨大な下り階段とつながった広間へとたどり着く。先述したイベント条件を満たしていれば、下り階段の手前に、赤色のサインと金色のサインが現れる。
赤色のサインにふれて決定ボタンを押せばレダに協力するための戦闘に入り、金色のサインにふれて決定ボタンを押せばレダと敵対するための戦闘に突入。
レダとの共闘では、2対1で角人と戦うことに。もしくはレダとの敵対では、角人が味方となって2対1でレダとの戦闘が始まる。
どちらの戦闘も味方がいるうえに、攻撃を当てれば怯む相手(敵)なので、味方の攻撃と交互に攻め続ければ、簡単に倒せる。
レダに協力したときは、角人が身に付けていた全身の装備と、武器"ファルクス"を獲得可能。一方、レダと敵対したときは、戦灰"速斬"と、道具"レダのルーン"が手に入る。
ファルクス
曲剣
斬撃
復讐の刃
消費FP:15(-/10)
重量:4.0
速斬
戦灰
効果
一瞬で大きく前方に踏み込み
複数の斬撃を発生させる
レダのルーン
道具
消費
効果
使用することで40000ルーンを得る
レダに協力したルートに限り、追加でタリスマンも入手できる。角人の撃破後、祝福"街道の十字"に再度レダが出現。プレイヤーが話しかければ、協力のお礼として"刺し貫く交差樹"を手渡してくれる。
刺し貫く交差樹
タリスマン
効果
ダッシュ中に発動する一撃の威力が強化される
なお、レダと敵対して角人を生き残らせた場合は、レダが絡まない角人独自のイベントを進められるようになる。角人のイベントをやり遂げれば、最終的に角人を粛清するルートと同じ報酬("刺し貫く交差樹"を除く)を追加で得ることが可能だ。
ふたつ目の分岐イベント(アンスバッハ)
ふたつ目の分岐イベントでは、アンスバッハと会話したり、特定のアイテムを渡したりすることで、各ルートを選べるようになる。
アンスバッハは、"街道の十字"の西南にある祝福"正門前の十字"にいるので、必ず1度は話しかけておこう。1度は顔を合わせないと、角人を倒した後でも、その場から移動しないので、一向にイベントを進めることができない。
"何処かで、大ルーンが壊れた"というメッセージの出現後に話しかけて、会話内で「私は、ミケラ様が恐ろしい」というセリフが繰り返されるようになれば、アンスバッハがつぎのイベント地点へと移動する。
アンスバッハの移動先は、角人と戦った場所のすぐ先にある祝福"保管庫一階"付近。彼が仕えていたモーグにまつわる書物を調べているので、その情報が記された"秘儀の巻物"を渡せばイベントが進行。"秘儀の巻物"は、"保管庫"の順路に沿って探索すれば手に入る。
アンスバッハに巻物を渡した後は、再び地図の機能で祝福"街道の十字"に転移して、レダに話しかけよう。レダの「私は、アンスバッハ殿を討とうと思う」というセリフが、アンスバッハ戦の合図となる。
祝福"保管庫一階"の近くでアンスバッハがいた場所に戻ると、赤色のサインと金色のサインが現れる。
赤色のサインにふれて決定ボタンを押せばレダと協力するための戦闘が繰り広げられ、金色のサインにふれて決定ボタンを押せばレダと敵対する。
レダとの共闘では、2対1でアンスバッハと戦い、レダとの敵対ではアンスバッハが味方となる。
レダに協力したときは、アンスバッハが身に付けていた全身の装備と、武器"アンスバッハの長弓"を獲得可能。一方、レダと敵対したときは、武器"アンスバッハの長弓"と、道具"レダのルーン"が手に入る。
アンスバッハの長弓
長弓
なし
扇射ち
消費FP:-(12/12)
重量:4.5
そして角人戦と同じく、レダに協力したルート限定で、追加のタリスマンを獲得可能。アンスバッハの撃破後には、祝福"街道の十字"でレダが再び姿を見せる。プレイヤーが話しかければ、協力のお礼として"切り返す交差樹"を受け取れる。
切り返す交差樹
タリスマン
効果
ローリングもしくはバックステップ中に攻撃すると
それぞれの行動から派生する一撃が強化される。
また、アンスバッハの生存ルートでは、DLCのラスボス"ミケラの王、ラダーン"撃破後に、アンスバッハの全身装備に加えて、彼が持つ真の武器"黒曜のラーミナ"と祈祷"アンスバッハの狂刃"が追加で手に入る。
黒曜のラーミナ
鎌
斬撃
復讐の刃
消費FP:5(-/8)
重量:6.5
アンスバッハの狂刃
祈祷
効果
一気に距離を詰め、敵を切り裂く。
タメ使用で斬撃回数が増える。
ふたつ目の分岐イベントでレダと敵対し、アンスバッハの協力ルートを選ぶ場合は、アンスバッハを粛清するよりも、最終的には多くの報酬を獲得可能だ(ただし"切り返す交差樹"は手に入らない)。
必要なゲームクリア回数を2回で済ませるための"組み合わせ表"
ここからは、最低限のゲームクリア回数(周回数2回)で、レダによる粛清イベントの報酬をすべて手に入れる方法について解説。
まず前提として、分岐ごとに獲得できる報酬は以下の通り。
角人関連の分岐 | レダに協力 | レダと敵対 |
戦闘直後の報酬 | ・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 |
・戦灰"速斬" ・道具"レダのルーン" |
分岐後の報酬 | ▼角人粛清後、レダに話しかける ・タリスマン"刺し貫く交差樹" |
▼角人の個別イベント ・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 |
最終的な報酬 | ・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 ・タリスマン"刺し貫く交差樹" |
・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 ・戦灰"速斬" ・道具"レダのルーン" |
アンスバッハ関連の分岐 | レダに協力 | レダと敵対 |
戦闘直後の報酬 | ・武器"アンスバッハの長弓" ・アンスバッハの全身装備 |
・武器"アンスバッハの長弓" ・道具"レダのルーン" |
分岐後の報酬 | ▼アンスバッハ粛清後、レダに話しかける ・タリスマン"切り返す交差樹" |
▼アンスバッハの個別イベント ・アンスバッハの全身装備 ・武器"黒曜のラーミナ" ・祈祷"アンスバッハの狂刃" |
最終的な報酬 | ・武器"アンスバッハの長弓" ・アンスバッハの全身装備 ・タリスマン"切り返す交差樹" |
・武器"アンスバッハの長弓" ・アンスバッハの全身装備 ・武器"黒曜のラーミナ" ・祈祷"アンスバッハの狂刃" ・道具"レダのルーン" |
基本的に、レダに協力しても、レダと敵対しても、それぞれのルートで粛清対象に選ばれた相手の全身装備と武器1種類は、その周のゲームクリアまでに揃えられる。しかし逆をいえば、それらの報酬は各周回において何度も被って入手することになる。
角人の時点でレダと敵対すると、アンスバッハの粛清イベントが発生しなくなるので、戦灰"速斬"を取りに行く周は、タリスマン"切り返す交差樹"が手に入らない。しかし、レダによる粛清が絡まないアンスバッハの個別イベントは進行可能だ。
とはいえ、見た目ほど自由に分岐ルートを組み合わせることはできず、プレイヤーが選べる無駄のない組み合わせは、実質的に下記の2パターンのみ。
- レダに2連続で協力(角人を粛清してアンスバッハも粛清)
- レダと最初から敵対(角人を生かす。アンスバッハの粛清イベントは発生しない)
各周回における分岐ルートごとの報酬を集めきった場合は、以上の2パターンが発生する。
各パターン | レダに2連続で協力 | レダと最初から敵対 |
角人 | ・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 ・タリスマン"刺し貫く交差樹" |
・戦灰"速斬" ・道具"レダのルーン" ▼角人の個別イベント ・武器"ファルクス" ・角人の全身装備 |
アンスバッハ | ・武器"アンスバッハの長弓" ・アンスバッハの全身装備 ・タリスマン"切り返す交差樹" |
・レダによる粛清イベントなし ▼アンスバッハの個別イベント ・アンスバッハの全身装備 ・武器"黒曜のラーミナ" ・祈祷"アンスバッハの狂刃" |
この2パターン以外に報酬の種類が最多となる組み合わせは存在しないが、角人の粛清イベントを意図的にスルーしたり、レダに1度協力した後にわざとアンスバッハの粛清イベントを完遂しなかったり、といった報酬を減らすパターンを含めるのであれば、ほかの組み合わせも存在する。そういった場合、すべての報酬を集めるには、3回以上のゲームクリアが必要となることも。
つまり、"レダに2連続で協力"、"レダと最初から敵対"の2パターンを重複しないように各周回で選んだときに限り、最低限のゲームクリア回数(周回数2回)で、レダによる粛清イベントの全報酬を集めることが可能。
最終イベント"「針の騎士、レダ」と同志たち"との戦い
たとえすべての分岐で協力していたとしても、レダのラストイベントにたどり着くと、必ずレダと敵対することになる。
敵対時には"「針の騎士、レダ」と同志たち"(以下、"レダと同志たち")という名称が登場する。ボス戦のような扱いになり、多くのキャラクターが敵味方で入り乱れる特殊な戦いが展開。
プレイヤーが"レダと同志たち"戦へ突入するまでに、レダ側の出現条件を満たしたキャラクターはレダに加勢し、プレイヤー側の出現条件を満たしたキャラクターはプレイヤーに加勢する。
たとえば、先述のイベントにおいてレダと敵対してアンスバッハを生き残らせた場合は、アンスバッハが味方として戦ってくれる。
戦闘自体は、味方の加勢もあるうえに、敵が1体ずつ時間差を伴い現れるため、DLCの終盤まで戦い抜いたプレイヤーにとって苦戦する要素は少ないはずだ。
"レダと同志たち"戦のクリア後には、レダ側に加勢したキャラクターの装備が手に入る。敵として現れる中で、キャラクターごとのイベント進捗に関係なく出現するのは、レダと"落葉のダン"の2体のみ。
DLCの全キャラクターイベントの進捗に関係なく、確定で手に入る装備は、武器"レダの剣"、装備"レダの鎧"、武器"ダン流蹴術"の3つとなっている。
レダの剣
軽大剣
標準/刺突
針の貫き
消費FP:19(-/-)
重量:7.5
レダの鎧
胴鎧
効果
ローリングもしくはバックステップから放つ攻撃と
ダッシュ中に繰り出す一撃の威力を上昇させる
ダン流蹴術
格闘
打撃
発勁
消費FP:14(-/-)
重量:1.0
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