
重要なポイント
- グリッチを利用すると、"ミッドガル"から"忘らるる都"へスキップでき、エアリスがパーティに残る。
- エアリスは自らの死を目撃し、もうひとりの自分がセフィロスに殺される。
- このスキップは、スピードランの時間を2時間短縮するが、ゲームを破壊する問題を引き起こす。
『ファイナルファンタジーVII』におけるエアリスの死は、ゲーム史上もっとも有名な瞬間のひとつだ。ゲーム序盤で彼女はパーティの重要なメンバーとなるが、"忘らるる都"でセフィロスに殺されてしまう。他の多くのRPGとは異なり、戦闘不能になったキャラクターを復活させることはできず、エアリスの死は完全に決定的なものだった。
長年にわたり、ファンのあいだでは彼女の死を回避する隠された方法について憶測が飛び交っていた。秘密の選択肢や未使用のセリフ、特定の行動によって彼女をパーティに残すことができるのではないか、という噂が広まった。しかし、それらの理論はいずれも証明されることはなかった……少なくともこれまでは。
最近、スピードランのプレイヤーたちがゲームの大部分をスキップする方法を発見し、意図せずエアリスを生存させることに成功した。しかし、この抜け道には予想外の結果が伴っていた。それは、彼女が生きたまま自分の死を目撃することになるというものだった。
The biggest skip in FF7 has been found. pic.twitter.com/HXVfrbOJd4
— Luzbel / ルズベル (@Luzbel789) October 23, 2024
スピードランナー(スピードランのプレイヤー)のAceZephyrとKumaは最近、『ファイナルファンタジーVII』において、"ミッドガル"から直接"忘らるる都"へスキップできるグリッチを発見した。これにより、ゲームの大部分を飛ばすことが可能になる。通常、このエリアへ到達するには、エアリスがパーティを離れ、最終的に死亡するまでの複数のストーリーイベントを経る必要がある。しかし、このスキップを利用すると、彼女がまだパーティにいる状態で"忘らるる都"に到達できるため、エアリスが離脱することを防ぐことができる。
このテクニックはワールドマップ上のグリッチを利用することで成立する。特定の方法でチョコボに乗り降りを繰り返すことで、クラウドが水上を歩き、山を越えて進むことが可能になり、結果としてゲームの主要な部分をスキップできる。このグリッチを使うことでエアリスが生存するだけでなく、スピードランのプレイ時間を約2時間も短縮することができる。
エアリスは自らの死を目撃する!
『ファイナルファンタジーVII』は、この時点でエアリスがパーティにいることを想定していないため、ゲームは彼女の存在を適切に処理できない。その結果、彼女の死のカットシーンが再生される際に、エアリスが同時にふたり存在することになる。ひとりは通常どおり"祈りを捧げる姿"で立っており、もうひとりは"生きたままパーティに残っている"。
セフィロスが致命的な一撃を与えると、プログラムどおりのエアリスは倒れ込む。しかし、ゲームから消えることはなく、依然として生存しているエアリスはパーティメンバーとして残り、そのままジェノバ・LIFEとの戦闘に突入する。つい先ほどまで彼女を悼んでいた仲間たちとともに、彼女自身が戦うのだ。
この現象は奇妙で不気味な瞬間を生み出す。ある意味では、長年プレイヤーたちが望んできたことが実現されたと言える--エアリスは生き残った! しかし、彼女が自分の死を目の当たりにする光景は、勝利の喜びというよりも、不気味さを感じさせるだろう。