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ファイナルファンタジーVII

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四番街


作成日 2025 年 04 月 08 日

編集を提案

四番街は、『ファイナルファンタジーVII』および『ファイナルファンタジーVII リメイク』に登場する、ミッドガルを構成する8つの区画のひとつである。三番街と伍番街のあいだに位置しており、ミッドガルのインフラの大部分を支配している神羅電気動力株式会社(神羅カンパニー)の管轄下にある。

広く探索されることはないが、四番街は伍番魔晄炉へのルートとして重要な役割を果たす。オリジナル版とリメイク版の両方で、プレイヤーは魔晄炉に関連する任務の一環として伍番街を通過する。このエリアは物語の後半で再訪されることはない。

四番街は、『ファイナルファンタジーVII』と『ファイナルファンタジーVII リメイク』の両方に短時間登場し、リメイク版ではこの区画の構造やレイアウトがより詳細かつ拡張された形で描かれている。

歴史

建設と背景

四番街は、ミッドガルの大規模な開発プロジェクトの一環として建設された。

このエリアは、住宅生活と産業活動の両方を支えるインフラを整備した神羅電気動力株式会社(神羅カンパニー)の管理下で早期に開発が進められた。やがて、四番街プレートには虫が巣を作るようになり、長期にわたって魔晄エネルギーにさらされたことにより、これらの虫は攻撃的なモンスターへと変異していった。

脅威が増していったにもかかわらず、神羅は自社の業務に大きな事故や支障が出ていないという理由から、この害虫の蔓延に対してほとんど対策を講じなかった。

オリジナルの継続性

オリジナルの『ファイナルファンタジーVII』では、四番街は、伍番魔晄炉へ向かうミッションで登場する。壱番魔晄炉の爆破後、アバランチは次の標的に向かうため、四番街駅行きの列車に乗車する。

ジェシーは作戦のためにグループのIDカードを改造するが、システムに偽造が検知され、緊急封鎖が発動する。捕まるのを避けるため、一行は駅に到着するまえに走行中の列車から飛び降りて脱出する。

彼らは四番街の下を通る螺旋トンネルに着地する。ダクトや保守エリアを通り抜けながら進み、最終的に下層プレートに到達する。そこでアバランチの他のメンバーと再合流し、伍番魔晄炉へのルートを確保する。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』の継続性

『ファイナルファンタジーVII リメイク』では、四番街は伍番魔晄炉に到達するためのミッションの一環として、複数のチャプターにわたって探索される。

  • "セブンスヘブン"では、バレットが壱番魔晄炉への攻撃に続く第2の爆破作戦を計画し始める。当初は、バレット、ビッグス、ウェッジ、ジェシーのみで作戦を行う予定であり、クラウドとティファは個人的な事情や意見の対立により除外されていた。
  • "真夜中の疾走"では、前回の作戦でウェッジが負傷し、ジェシーもフィーラーによって怪我を負ったことで、計画が変更される。その結果、バレットはクラウドとティファに作戦への参加を依頼する。
  • "迷宮の犬"では、一行は四番街へ向かう列車に乗車する。偽造されたIDは最初の検問を通過するが、2度目の緊急スキャンで偽装が発覚し、駅に到着する前に列車から飛び降りることを余儀なくされる。
  • "スラムの太陽"では、一行は四番街プレートを横断して魔晄炉へ向かう。目的地へ到達するためには、いくつかの巨大なライトを停止して、各種プラットフォームやエレベーターに電力を供給し直す必要がある。これらのライトは自然光のない下層都市にとって人工の太陽光源として重要な存在である。ティファはそれらを消すことに懸念を示すが、最終的には作戦に同意する。

その後、一行は先に進んでルートを確保していたビッグスと再会する。彼は任務継続のためにグラップリングガンを手渡し、自身は七番街スラムへと戻っていく。

地理

四番街プレート

四番街は、上層プレートと下層プレートのふたつの主要なエリアで構成されている。上層プレートは神羅のインフラを支える一方で、下層プレートには保守システム、通路、アバランチが作戦中に使用するアクセスルートが含まれている。

螺旋トンネルは、都市の地下へと螺旋状に下っていく列車ルートであり、メンテナンス用のダクトやトンネルを通じて下層プレートへのアクセスを提供している。

下層プレートには、プラットフォーム、金属製の通路、産業用ファン、換気システムといった複雑なネットワークが広がっている。構造全体には大型の投光器が設置されており、下層都市に人工の太陽光を供給している。

下層プレートの多くの部分には放置された痕跡が見られる。通路は損傷していたり、板が抜け落ちていたりし、支柱やダクトにはクモの巣がかかっている場所もある。このエリアは電力の供給が不均一であり、エレベーターやその他の装置を作動させるためには、特定のシステムを停止または迂回させる必要がある。

環境的危険とレイアウト

四番街の下層プレートの構造には、移動と安全性の両方に影響を及ぼすいくつかの環境的な危険が含まれている。おもな障害のひとつは、ライトを停止して電力を再分配することである。このパズルは、エリアを進行するために必要な特定のエレベーターや可動式プラットフォームを作動させるために不可欠である。

また、環境中の魔晄エネルギーに引き寄せられた攻撃的なモンスターの存在により、移動はさらに困難になる。加えて、インフラの安定性にも問題があり、一部の通路は壊れていたり、区間が欠落していたり、瓦礫やクモの巣によって通行が妨げられている場所もある。

上層プレートからの汚染物質を除去し、空気の流れを管理するために、大型の換気シャフトが構造内に設置されている。

ゲームプレイ

『ファイナルファンタジーVII』

オリジナルの『ファイナルファンタジーVII』では、四番街は短時間だけ訪れる場所である。クラウド、バレット、ティファは四番街駅に向かう列車で移動するが、神羅のセキュリティに偽造IDが発見され、列車からの脱出を余儀なくされる。

列車から飛び降りた後、一行は螺旋トンネルを通っていくつかの短い画面を移動し、4番街プレート下部へと進む。このエリアは規模が小さく、おもに伍番魔晄炉へと続く移行エリアとして機能している。

このセクションでは、グラシュトライク、ミサイルランチャー、特殊戦闘員、チュースタンクといった複数の敵と遭遇する。また、作戦準備の一環として、プレイヤーはジェシー、ウェッジ、ビッグスとの短い会話イベントを体験することになる。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』

『ファイナルファンタジーVII リメイク』では、四番街はチャプター6"スラムの太陽"に登場する。オリジナル版とは異なり、このバージョンの伍番街は、下層プレートのG区画およびH区画にまたがる、完全に探索可能なエリアとなっている。

おもな目的は、複数の大型ライトを停止して電力を再配分し、先に進むために必要なプラットフォームやエレベーターを起動させることである。これにより、移動にパズル的な要素が加えられている。

このエリアには、ふたつの注目すべき収集アイテムが存在する。崩れた通路の先で入手できる"ぞくせい"と、"換気ファン内部"のサイドクエストで入手できる"チョコボ&モーグリ"である。

プレイヤーは、このセクター全体でさまざまな敵との戦闘や環境上の障害に直面する。オリジナル版と比較して、リメイクではレイアウトが大幅に拡張され、ゲームプレイの要素も追加されている。このセクションでは、ジェシーやウェッジとのやり取りはなく、螺旋トンネルは四番街に至る別エリアとして扱われている。

その他の登場

四番街は、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』の期間限定探索イベント"魔晄炉爆破作戦"に登場する。このイベントでは、四番街は本編と同様に伍番魔晄炉へ向かうルートとして機能している。このエリアはミッションのマップ構成の一部であるが、通過地点としての役割以上に大きく取り上げられることはない。

矛盾点と開発メモ

シリーズ内で四番街が描かれる際には、いくつかの矛盾が存在する。『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』では、四番街プレートが最後に建設予定とされている。しかし、オリジナルの『ファイナルファンタジーVII』では、四番街プレートはすでに完全に建設されており、一方で六番街はゲーム開始時点でまだ建設中のように描かれている。

さらに、『ファイナルファンタジーVII』冒頭付近の回想シーンで、クラウドとザックスがミッドガルの外にいる場面では、四番街プレートが完全に存在していない。この視覚的な描写は他のシーンと矛盾しており、ミッドガルの建設時期に関する整合性に疑問を投げかけるものとなっている。