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『ファイナルファンタジーX』通常スフィア盤と上級者向けスフィア盤はどちらを選ぶべき?


作成日 2025 年 02 月 25 日

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重要なポイント

『ファイナルファンタジーX インターナショナル』や『ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster』では、"NEW GAME"の開始時に"通常スフィア盤"か"上級スフィア盤"のどちらかを選択します。一度選ぶとあとから変更ができないため、この選択は非常に重要です。各"スフィア盤"のメリットとデメリットを把握し、判断の参考にしましょう。

『ファイナルファンタジーX』NEW GAME開始時のスフィア盤選択画面

© 2001, 2003, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

『ファイナルファンタジーX』において、キャラクター成長のカギを握る"スフィア盤"。盤上の成長スフィアを発動させると、能力値を上げたり、新しいアビリティを覚えることができます。いわゆるスキルツリー型(スゴロク風)の成長システムです。

2001年に発売されたプレイステーション2版では1種類のみでしたが、そのあとに発売された『ファイナルファンタジーX インターナショナル』や『ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster』では、"NEW GAME"からゲームを始めるときに、"通常スフィア盤(以下、"通常")"と"上級者向けスフィア盤(以下、"上級")"の2種類から好きなほうを選べるようになりました。その大まかな違いや、どちらを選ぶべきなのかを解説します。


注意
ゲーム開始後は"スフィア盤"の種類を変更できないため、慎重に選びましょう。

"通常スフィア盤"の特徴

"通常"は全体を俯瞰するとヨコ長の形になっており、盤上には全部で860個の"マス"があります。各キャラクターの"エリア"が多くの"スフィアロック"によって明確に分けられており、それぞれのスタート地点も大きく離れているのが特徴です。

【メリット】

  • 通るべき"マス"が分かりやすく、キャラクターをバランスよく育成させやすい
  • "マス"の数が多いぶん、キャラクターの最終的な能力値を"上級"よりも高くできる

【デメリット】

  • 強力な"アビリティ"の修得に必要な"スフィアロック"の解除数が多い
  • "スフィアロック"の影響も含め、ゲーム終盤までは育成の自由度が低め

"上級者向けスフィア盤"の特徴

"上級"は全体がタテ長の形で、盤上の"マス"は全部で805個です("通常"よりも55個少ない)。各キャラクターの"エリア"の境界線は"通常"に比べて少なく、どのキャラクターもおおむね近い場所からスタートします。

【メリット】

  • "通常"よりも強力な"アビリティ"を少し早めに修得できる
  • "スフィアロック"の数が少なく、ゲーム序盤から育成の自由度が高い

【デメリット】

  • 自分でキャラクターの能力バランスを考えて成長させるのが難しい
  • "マス"の数が少ないぶん、キャラクターの最終的な能力値は"通常"よりも低くなる

スフィア盤の"マス"の比較

"通常"と"上級"の"マス"の数と、能力値の上昇値の合計を表にまとめました(最初から盤上にあるマス目のみが対象。カッコ内の数値は上昇量の合計)。

マスの種類 通常 上級
HP成長 97個(+19400) 81個(+16200)
攻撃力成長 66個(+172) 57個(+156)
物理防御成長 54個(+150) 49個(+131)
MP成長 56個(+1260) 48個(+1050)
魔力成長 47個(+142) 45個(+140)
魔法防御成長 46個(+124) 42個(+117)
すばやさ成長 61個(+174) 50個(+146)
回避成長 42個(+124) 37個(+112)
命中成長 29個(+70) 27個(+67)
運成長 9個(+18) 7個(+14)
技修得 22個 22個
特殊修得 22個 22個
白魔法修得 22個 22個
黒魔法修得 22個 22個
LV.1スフィアロック 12個 10個
LV.2スフィアロック 12個 12個
LV.3スフィアロック 20個 18個
LV.4スフィアロック 33個 12個
何もない 191個 225個

キャラクターごとの大まかな特徴

以下は"通常"と"上級"それぞれで、各キャラクターの"エリア"から大きく逸脱せずに"マス"を進めた場合の、大まかな傾向です。

キャラクター 大まかな傾向
ティーダ ほかのキャラクターの"エリア"と比べると、"通常"と"上級"それぞれで上昇する能力値の差は小さい。"とんずら"以外の"アビリティ"は"上級"のほうが早く修得でき、とくに"ヘイスガ"や"クイックトリック"などの修得に必要な"S.LV"が6~8少ない点は、ふつうにプレイしていると大きな違いに?
ユウナ "通常"の場合、回復役に必須級の魔法"アレイズ"の修得には"リュック"の"エリア"に入る必要があるが、"上級"の場合は道なりにいけば修得できる。ただ"通常"では"じんそく"や"リレイズ"を修得できるため、好みの問題もある。"ホーリー"はどちらの盤でも修得できるが、"上級"では"Lv.4キースフィア"が1個必要。
ワッカ "上級"における自身の"エリア"が狭く、"HP"や"攻撃力"などほとんどの能力値の上昇量が"通常"よりも少ない。ただし"ブラインバスター"、"サイレスバスター"、"スリプルバスター"、"ペナルティ3"などの強力な"アビリティ"の修得に必要な"S.Lv"もそれぞれ10以上少ないため、"上級"は早熟タイプと言える。
ルールー "通常"だと"キマリ"の"エリア"にあった最強魔法"アルテマ"が、"上級"では自身の"エリア"で修得可能になっている点が大きい("Lv.4キースフィア"は4個必要)。また、"上級"では"連続魔法"の修得に"スフィアロック"の解除は不要。さらにその修得後は"Lv3キースフィア"1個で"ユウナ"の"エリア"に入り、"ホーリー"や"アレイズ"を修得できる点も面白い。ただし、"フレア"や"まきあげる"をこの"エリア"で修得できるのは"通常"のみ。
キマリ "通常"では別の"エリア"に入るために"キースフィア"が必要だが、"上級"では"リュック"の"エリア"以外には普通に入れる。なお、"上級"では自身の"エリア"が皆無と言っていいほど狭く、ほとんど能力値が上昇しない。ほかのキャラクターの育成方針に合わせ、どこに進めるかを決めるのがオススメ。
アーロン "ティーダ"と同じく、"通常"と"上級"の差が少ない。ただ、"通常"の場合は"ゾンビアタック"を、"上級"の場合は"フルブレイク"を自身の"エリア"で修得できるかどうかが異なる。
リュック "HP"と"すばやさ"の高さは"通常"に軍配が上がる。"通常"ではルート上に"アレイズ"があったが、"上級"ではそれがなくなり、代わりに"じんそく"、"リレイズ"、"フレア"、"まきあげる"の"マス"が置かれている(要"キースフィア")。"リュック"に修得させたら、"白魔法スフィア"や"黒魔法スフィア"、"特殊スフィア"などでほかのキャラクターにも修得させるとよい。

けっきょくどちらを選ぶべきか?

『ファイナルファンタジーX』バトルチュートリアルで、ワッカが「飛んでいる敵をオレにまかせな」と言った
© 2001, 2003, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

キャラクターと敵の相性が明確だからこそ、育成方針をブレさせないことが重要に。

"通常"と"上級"、それぞれのメリットとデメリットを見比べると一長一短です。しかし、結論としては初めて『ファイナルファンタジーX』をプレイする人も、2週目以降をプレイするベテランも、"通常"のほうがオススメだと考えられます。その理由として大きいのが、"キャラクターの育成方針がハッキリしているほうが好ましいこと"です。

そもそも『ファイナルファンタジーX』のバトルでは、素早い敵には同じく素早い"ティーダ"の攻撃、飛んでいる敵には"ワッカ"のボール攻撃が有効など、ほとんどの敵に対して有利なキャラクター(攻撃)が決まっており、それを前提としたゲームバランスになっています。 つまり"スフィア盤"でいかに能力値を高めようとも、"敵との相性"という大きなハードルがあるということです。

たとえば"上級"の高い育成自由度を活かし、本来は"攻撃力"が低く魔法が得意なルールー"を、"攻撃力"を上げやすい"ワッカ"や"アーロン"などのエリアに進めてムキムキにしたとしましょう。

ところが、"ルールー"の武器(ぬいぐるみ)は飛んでいる敵には攻撃を当てづらく、結局は"ワッカ"に交代しなければなりません。逆に、"ワッカ"が"攻撃力"がほぼ上がらない"ルールー"の"エリア"を進んでいたとしたら、その飛んでいる敵を倒すのに十分なダメージを与えられない可能性もあります(飛んでいる敵には魔法が効きにくいことも多い)。また、水中のバトルに参加できるのは"ティーダ"、"ワッカ"、"リュック"の3人に限定されるなど、バトルに影響する要素はほかにもさまざまです。

"上級"では、複数の得意分野をもったキャラクターを絶対に生み出せないわけではありません。しかし、"スフィア盤"では基本的に"マス"を順番に進んでいくのがセオリーであり、それによって少しずつ能力値を高めることで、じょじょにキャラクターが強くなることが想定されています。

そのため、とくに序盤~中盤あたりに"スフィア盤"の進め方が「あっちも、こっちも」とブレてしまえば、おそらく一本道で集中的に育成したキャラに比べて、"中途半端なキャラクター"が誕生してしまうでしょう。とはいえ、それを避けるために"上級"でも各キャラクター本来の"エリア"に沿って進めたのでは、"通常"と大差がなく本末転倒です(強力な"アビリティ"を少し早く修得できるなどの違いはありますが)。

もちろん、ひとつの"エリア"で十分に育ててから別の"エリア"に移動することもできますが、大量の"AP"稼ぎには多くの時間がかかります。また、ゲームを進めていけば育成の自由度がある程度高くなるのは、"通常"でも同じです。さらに言えば、"通常"のほうが"マス"の数が多く、キャラクターの能力値の伸びしろが高いため、やりこみプレイをしたい人にも向いています。

以上のことから、基本的にはオーソドックスにゲームを楽しめる"通常"を選ぶのが無難と言えるでしょう。

では"上級"はまったく使わないほうがよいのか? といえば、そんなこともありません。最初から育成の計画を立てる必要があり、進むべきルートも結局は"通常"と大差がなくなるかもしれませんが、たとえば"上級では""ルールー"が最強魔法の"アルテマ"を修得しやすいなどのメリットもあります。

強力な"アビリティ"の早期修得はゲームクリアまでの時間短縮に直結するので、「やりこみを想定せず、メインストーリーをよりサクサク進めたい」という人は"上級"を活用してみるとよいかもしれません。