決まった数を集めることで、リンクのハート(体力)の最大値が増える、『ゼルダの伝説』シリーズではおなじみの"ハートのかけら"。サブイベントにミニゲーム、フィールドマップに宝箱など、さまざまな入手経路が存在するこのアイテムは、シリーズの多くの作品で登場します。
本記事では、数ある『ゼルダの伝説』シリーズの"ハートのかけら"のなかから、"入手がもっとも困難な"ものを10個ピックアップしてみました。ぜひ、プレイしたタイトルがあれば懐かしみながら読んでみてください。なお、見出しの数字が10から1に近づくにつれて入手の難易度が高くなっています(筆者の独断と偏見に基づいています)。
これがホントの"灯台下暗し"?(『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』)
"リンク"ではなく"ゼルダ"が主人公となり、さまざまな"カリモノ"を駆使して冒険する『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』。ひとつの仕掛けに対してさまざまな解きかたがある本作ですが、"カカリコ村"から東の洞窟の内部、壁と砂に覆われて入れない場所に"ハートのかけら"がポツン。
「どうにかゴリ押せないか?」とあれこれ試し、知恵をフル回転させるもあえなく撃沈……。しかたなく外に出てトボトボ歩いていると、北西ガケ上の地面の色がビミョーに違う!?
「まさか」と思い地面を"ピッティ"で掘ってみると……。なんとさきほど入れなかった場所に着地し、目の前には念願の"ハートのかけら"が。チックチョー!! 気づけばとても簡単ではあるけれど、"灯台下暗し"をうまく活用した1個でした(思い込みって怖いですね)。
スタルキッドとのセッション(『ゼルダの伝説 時のオカリナ』)
こども時代に"迷いの森"の広場に行き、切り株のうえで"オカリナ"を構えると"スタルキッド"とのセッションができます。これを3回連続で成功させれば"ハートのかけら"をもらえるのですが、成功のたびに奏でる音が増えるため、複雑な音階だと覚えるのがけっこう難しい……! こっそりメモを取りながらやった人、正直に手を挙げましょう。
闇の世界の宝箱屋(『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』)
"はぐれ者の村"の北西にある家で遊べる"宝箱くじ"では、1回30ルピーで16個ある宝箱のうち1個だけを開けることができ、ランダムで"ハートのかけら"を入手できます。実際には"ハートのかけら"を引き当てやすくする仕様が実装されている可能性もありますが、確率だけを単純計算すると6.25パーセントとなかなかの低さ。1回30ルピーという安くない代金も相まって、アンラッキーな人にとっては地獄級の難しさ!?
ポストマンの10秒トレーニング(『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』)
"クロックタウン"の西にある"ポストハウス"で"ポストマン"に話しかけ、2ルピーで"10秒ピッタリでタイマーを止める"ミニゲームを遊ぶことができ、成功すると"ハートのかけら"を入手できます。簡単そうに思えるけれど、ふつうに挑戦するとタイマーは途中までしか表示されず、しかも「○○秒○○」とコンマ以下まで合わせないといけないイジワルっぷり("ウサギずきん"を装備すると常時タイマーが表示されるのは、ミンナニハナイショダヨ)。
スピナーでカベ渡り(『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』)
"ハイラル平原"の"ハイリア大橋"から北に進んだ場所に"スピナー"用のレールがあり、それを伝って進んだゴール地点にある宝箱に"ハートのかけら"が入っています。"スピナー"はただでさえクセのある(でも楽しい)アイテムですが、この場所のレールは先の見通しが悪く飛び出すタイミングが難しいのが特徴です。しかも失敗するたびに地面に落下するので、スタート地点に戻ってやり直さなければならず、アクションの修練が求められます。
絶叫トロッコ(『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』)
"ラネール砂海"にある"造船所"で、1回20ルピーで遊べる"絶叫トロッコ"の"上級"を1分5秒以内にクリアすると"ハートのかけら"をもらえます。左右に何度も分岐するコース、途切れた線路からのジャンプ、コーナーでの重心移動など的確な操作が求められるため、繰り返し挑戦してようやく"ハートのかけら"をゲットしたというかたも多いはず。でも、乗り物を使ったミニゲームって楽しいですよね。
獣人との雪すべりレース(『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』)
"スノーピーク"で獣人の"ドサンコフ"と"マトーニャ"のふたりに雪すべりレースで1回ずつ勝利すると"ハートのかけら"をもらえます。豪快な性格の夫の"ドサンコフ"よりも、繊細で物腰がおだやかな妻の"マトーニャ"のほうがスピードがかなり速く、泡を食ったかたも多かったのではないでしょうか(しかも近道までバッチリ使いこなす……)。『ゼルダの伝説』シリーズの数あるミニゲームのなかでも、難しい部類に入ることは間違いないでしょう。
海戦ゲーム(『ゼルダの伝説 風のタクト』)
"タウラ島"にあるお店で"ドワルスキー"に話しかけ、10ルピーを支払うと遊べる"海戦ゲーム"を初めてクリアすると"ハートのかけら"をもらえます。このミニゲームでは8×8の64マスのどこかに敵の船が3隻(大きさはタテまたはヨコで2マス・3マス・4マスの3種類)隠れており、「ここだ!」と思うマスを選んで決定ボタンを押すとバクダンを発射。命中すると"ドワルスキー"の「ドカァン!」という不穏なボイスとともに爆発マークが表示されるので、それを頼りに敵の船の位置を割り出して沈める……。という流れを繰り返します。
ルールはとてもシンプルですが、64マスに対して手持ちのバクダンが24個と少なく、運が悪いと1発も当てられずにゲームセットということも。ただ、手書きの顔はめボードで一生懸命に演技をする"ドワルスキー"がクセになり、つい遊んでしまう人も多かったのでは?
"めおとのお面"で議論を仲裁(『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』)
"クロックタウン"の東にある町長公邸では、住民の安全とカーニバルの実行を天秤にかけ、いい大人たちが連日議論を白熱させています。この場を収めることができず頭を悩ませる町長でしたが、リンクが"めおとのお面"を装備して町長に話しかけると、その場にいた大人たちが「あ! めおとのお面だ! 誰かが結婚するのか、めでたいな~(要約)」などと我に返り、最終的に議論がイイ感じに収束。町長からお礼として"ハートのかけら"をもらえます。
これだけを見ると"町長に話しかけるだけ"が条件のように思えますが、じつはそうではありません。この"めおとのお面"入手の裏側には"カーフェイ"と"アンジュ"、そして彼らを取りまく人物たちが織りなす壮大なドラマ(ゲーム的にいうと長い長いイベントの攻略)があるのです。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は時間の管理がカギを握る作品ですが、このイベントではとくにそれがシビアに要求されます。
ひとつのサブイベントのボリュームとしては『ゼルダの伝説』シリーズのなかでも最長クラスなので、"めおとのお面"を入手したことがあるかたなら、強く印象に残っているかもしれません。
フィギュアコンプリート(『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』)
町にある"ニテン堂"というお店では、コレクション要素である"フィギュア"の入手を目的としたミニゲーム"くじ引き"をプレイできます。1回のプレイにつき1個以上の"ヒミツのかいがら"を消費し、ランダムに"フィギュア"が排出される仕組みなのですが、その種類はなんと130(ゲームクリア後に6種類が別途追加)もあり、そのコンプリートが"ハートのかけら"をもらう条件となっています。いわゆる"ガチャ"のような確率との勝負にくわえ、コンプリートまでに必要な"ヒミツのかいがら"の個数が膨大であるため、難関だといえます。
最後に……
"入手がもっとも困難なハートのかけら10選"、いかがだったでしょうか? 「あの作品のアレが難しかった!」など、みなさんの思い出や感想などがあれば、ぜひ記事の下にあるコメント欄で教えてください(コメント機能を使用するには無料の会員登録が必要です)!