コピーライターの糸井重里氏がゲームデザインとシナリオを手がけたスーパーファミコンの名作RPG『MOTHER2 ギーグの逆襲』(以下『MOTHER2』)は、独特の世界観やユーモアあふれるストーリー、そして個性豊かなキャラクターたちによって、いまなお多くのファンに愛され続けています。
とくに話題となったのが、糸井氏によるキャラクターたちのセリフ回しです。当時コンピュータが使えなかった糸井氏は、セリフを一文字ずつ口頭で伝え、それを隣に座るスタッフがリアルタイムで打ち込んでいくという、ユニークな制作スタイルが取られていたそうです。
『MOTHER2』には個性的な人物が数多く登場するため、きっと誰しも心に残るキャラクターがいるのではないでしょうか。筆者は、1994年の発売当時はまだ小学生。初めてプレイしたときには、それまでのRPGでは見たことのないようなキャラクターばかりで、とにかく驚かされたのを、いまでも覚えています。
そんな数多くのキャラが登場する本作のなかでも、印象深い10キャラクターの魅力を(筆者の独断と偏見で)解説します。
あなたの"推しキャラ"はランクインしているでしょうか? ぜひチェックしてみてください!
ムーンサイドの住民
物語の後半で登場するムーンサイドの街。この街でもっとも印象的なのは、やはり狂気を帯びた住民たちの存在でしょう。彼らの言動はどこか歪んでいて、まるで常識が通じない異世界に迷い込んだような感覚を味わわされます。住民に話しかけると主人公たちを"ゆうびんポスト"だと認識されたり、「ムムーーンンササイイドドへへ よよううここそそ。」といった意味不明なセリフが返ってくるなど、会話のキャッチボールがまともに成立しません。
なかでもプレイヤーを強烈に混乱させるのが、"はい"と"いいえ"の意味が逆転してしまう、ムーンサイド独自のルールです。選択肢すら信用できない、不条理きわまる仕掛けが続き、否応なく翻弄されることになります。
とくにムーンサイドが記憶に残る大きな理由のひとつは、その直前に訪れていた都市"フォーサイド"との落差です。高層ビルが立ち並び、デパートや博物館がある『MOTHER2』随一の近代都市・フォーサイドから、一転してこの異様な街に放り込まれる展開は、当時小学生だった筆者の心に強烈なインパクトを残しました。
ついさっきまで真っ昼間のフォーサイドを歩いていたのに、気づけばムーンサイドの暗闇で、モンスターと狂気じみた住人たちが共存する世界に取り残されている。そして、それまで温もりすら感じていた登場人物たちのセリフが一変し、冷たく歪んだ言葉しか返ってこなくなる……。
この強烈な異世界感と住民たちの狂気に、トラウマを植え付けられたプレイヤーもきっと少なくないはずです。
あなのぬし
"あなのぬし"は、物語の途中で訪れるドコドコ砂漠に登場するボスです。埋蔵金の発掘現場を荒らしているキャラクターで、退治に訪れた主人公のまえに立ちはだかります。
じつは"あなのぬし"は1体だけではなく、同じ名前のボスが5体存在し、それぞれがダンジョン内の異なる場所に存在します。主人公はこの5体を個別に撃破していくという展開になっています。
筆者がこのキャラクターに惹かれた理由は、まず見た目のギャップです。口や爪には血のようなものがついているのに、全身はもさっとしていて、どこかマスコット的なかわいらしさもあります。おどろおどろしいのに、なぜかちょっと愛嬌があるデザインなのです。
そして、何より印象的だったのが、5体すべてが「自分は3ばんめにつよい」と主張すること。バトルまえのセリフで、どのボスも例外なく自信満々に「3位であること」を断言するのです。
最初は「ふーん」と思っていたものの、2体目、3体目と戦っていくうちに「なんかさっきと同じようなバトルだな……」と妙な既視感が生まれ、5体目を倒したときに「あ、全員おなじ強さのボスだったのか」というオチに気づかされます。このくだりの構成はじつに見事でした。
しかも、それぞれのセリフがまた絶妙で、「2ばんめよりよわい」だの「4ばんめよりつよい」だのと、5体すべてがまるで算数の文章問題のような微妙な言い回しで自己主張してくるので、聞けば聞くほど混乱していきます。さすがは糸井重里氏のテキスト。ユーモアとひねりの効いたセリフ回しには、思わず唸らされました。
極めつけは、バトル中の背景演出です。どの"あなのぬし"との戦いでも、背後に"No.3"という文字がゆらゆらと揺れて映し出されているのです。テキストとビジュアルの両面で、見事にネタの仕込みがされていて、プレイヤーの記憶に強く残るボスでした。
ラードナ(ポーキーのママ)
ラードナは、主人公ネスの家の隣に住む女性で、ネスの悪友・ポーキーの母親です。
彼女が登場するのは物語の本当に序盤、わずかゲーム開始から5分にも満たない短いシーンです。とはいえ、当時小学生だった筆者にとっては、いまなお記憶に残るほどの強烈なインパクトを放っています。
このエピソードを語る上で欠かせないのが、"ブンブーン"というキャラクターの存在です。
物語冒頭、最初のボスである"スターマンのむすこ"とのバトルに挑む直前、プレイヤーはブンブーンというカブトムシ風の謎のキャラクターと出会います。彼は一時的に仲間として加わり、サイコシールドΣなど、強力なPSI(超能力)を使ったり、体当たりで大ダメージを与えたりと、序盤の戦力としては圧倒的な頼もしさを持つ助っ人です。
そんなブンブーンを仲間に加え、初のボス戦を乗り越えたネスたち。プレイヤーとしては「これは心強い味方ができたぞ!」と胸をなで下ろした直後、衝撃の展開が待っています。
ネスがポーキーの家を訪れ、ラードナと会話する場面。その最後に事件は起こります。彼女は突然、周囲を飛び回るブンブーンを叩き潰し、こう叫びます。
「キイイー! こうるさい べんじょバエだよ! しんで じごくへいけ!!」
ブンブーンが"バトルのチュートリアル的なキャラクター"だったとはいえ、まさかこんな一撃で退場させられるとは思わず、当時の筆者は驚きを隠せませんでした。しかも、ラードナのセリフのインパクトが凄まじく、ゲームの世界観を一気にねじ曲げてくるような破壊力がありました。
ラードナの登場シーンは短いながらも"序盤にして最大級の衝撃"という意味で、圧倒的な存在感を放つキャラクターだと言えるでしょう。
パパ
主人公・ネスの父親はゲーム本編には直接登場せず、つねに電話越しでの会話のみ、という珍しいかたちで関わってくるキャラクターです。電話をかけることでゲームをセーブすることができ、さらに倒した敵の分だけ(報酬となる)お金を主人公の口座に振り込んでくれるという、ゲーム進行において非常に重要な役割を担っています。
しかし、ゲーム内では彼がどこにいて、何をしているのかについては一切語られません。その存在はつねに"謎"のまま……にもかかわらず、プレイヤーにとってはかなりの頻度で接する相手であり、何度も(電話で)会話するため印象にはしっかりと残るのです。
さらに象徴的なのが、長時間プレイしていると父親の方から電話をかけてきて「そろそろ休憩したらどうだい?」と促してくることもあります。機械的な存在であるはずの"セーブ"の役割を、父親というキャラクターに乗せることで、不思議な温もりが加わっています。
とくに筆者がこのキャラクターの存在を強く意識したのは、物語後半、ネスの故郷・オネットの町が宇宙人に侵略されるイベントでした。いつもなら実家に帰ると、温かなBGMとともにママや妹のトレーシーが迎えてくれます。しかしこの時ばかりは、家の明かりは消え、BGMは不穏で、家族は息を潜めて静かに隠れていました。
そんな真っ暗な部屋の片隅に、いつもの黒電話だけが静かに佇んでいます。そこにパパはいない。そんな、いつもどおり"電話越し"にしか存在しないという状況が、かえって不安感をいっそう掻き立てました。
「ゲーム中ずっとそばにいるのに、いない」……そんな不思議な存在感を持つネスの父親は、いまでも強く心に残っているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
オレンジキッド
"ツーソン"という町に住む発明家・オレンジキッドは、彼の隣に住む同じく発明家のアップルキッドとは対照的な存在です。不潔でだらしなく、どこか頼りない印象のアップルキッドに対し、オレンジキッドは清潔感があり爽やかで、町の女の子たちにも人気があります。
主人公は、どちらの発明家にも資金援助ができるのですが、ゲームの進行上で"正解"となるのはアップルキッドのほう。彼は本作の攻略に必要なアイテムを次々と開発し、物語にも深く関わっていく重要人物となります。一方のオレンジキッドは、資金援助しても有用なアイテムを開発することはなく、物語への直接的な関与もありません。
とはいえオレンジキッドには、ありがちな嫌味な天才キャラのような傲慢さはなく、どこか抜けているけれど憎めない、むしろ好感の持てる人物として描かれています。アップルキッドのことも「ぼくのつぎにてんさい」と語るなど、根は素直で善良なキャラクターですし、資金援助をした際にはちゃんと研究の途中経過を報告してくるなど誠実な一面も見せます。このあたりが『MOTHER2』らしくて、筆者にとっては印象的でした。
なかでも忘れられないのが、物語の後半。アップルキッドが活躍している最中、突如オレンジキッドからも研究の進展について電話がかかってきます。内容は「ゆでたまごを なまたまごに もどすけんきゅうを してまして。」という、どうでもいい研究内容で、逆に強烈な印象を残しました。
直接的には役に立たないキャラクターかもしれませんが、アップルキッドというキーパーソンの引き立て役として、そして『MOTHER2』の世界観に欠かせない"味"のある存在として、オレンジキッドは忘れられないキャラクターのひとりです。
ゲップー
ゲップーは、物語の途中で何度か立ちはだかるボスキャラクターです。見た目は、緑色のヘドロに目と口がついたスライムのような姿。完全に"人間が吐き出すアレ"を連想させる、強烈なビジュアルをしています。
とくに印象的なのは、セリフにわざわざ"ゲップ"の効果音が挿入されている点。その異様なリアルさに「なんでこんなに生々しいんだ……」と感じていたのですが、のちに糸井重里氏が"ゲップの上手いヤツがスタッフにいた"のでその音を使ったと明かしており、その効果音の異様なリアルさに妙に納得しました。
また、ゲップーに関しては、当時といまとで印象が変わっているのも面白いところです。小学生だった当時の筆者には、"ゲップ=おもしろい音"であり、笑いの対象でした。不快感よりもギャグ的な面白さが勝っていたのです。
しかし、10年以上が経ち、ニンテンドー3DS版やNintendo Switch版などの他機種版で改めてプレイした際には、、むしろ不快感が増していました。かつての記憶より数割増しで「うわ、キモチワル……」と感じるようになり、筆者のなかでゲップーは強烈な"嫌われボス"として印象が固まりました。
またゲップーを倒したあと、"どせいさん"たちが住むサターンバレーの村へと戻ります。その途中で出会う、とある"どせいさん"のセリフ、「げっぷ げろげろのにおいが ぷーん」も、忘れがたい迷言のひとつです。さらに、サターンバレーには温泉があり、入浴は任意ではあるものの、まるで全身についた"汚物"を洗い流す儀式のように感じられます。この一連の流れによって、ゲップーの不快な記憶はいっそう強烈に焼きつけられるのです。
いまでも『MOTHER2』のボスと聞いて真っ先にゲップーを思い出し、思わず顔をしかめてしまうプレイヤーも少なくないのではないでしょうか。
アンドーナッツはかせ
アンドーナッツはかせは、主人公の仲間のひとり・ジェフの父親であり、ウィンターズの研究所でスペーストンネルの研究を行う世界的な科学者です。
物語の途中、ジェフを操作するパートでアンドーナッツはかせと初めて対面します。その会話から、お互い10年以上も会っていなかったことが判明し、別れ際には「10ねんいないに またあおう!」というセリフが交わされます。親子らしい温もりというよりは、どこか他人行儀にも思える独特の関係性が印象的でした。
とくに筆者が心を動かされたのは、博士という立場でありながら、アンドーナッツはかせが非常に人間味にあふれていた点です。博士タイプのキャラクターといえば、知識で支える反面、どこか冷たく無機質に描かれることが多いものです。しかし、アンドーナッツはかせは違いました。
たとえば物語の後半、自身が敵にさらわれた際、助けに来た主人公たちに素直に「ありがとう。」と感謝を述べたり、年の若い登場人物を「たいしたもんだ。」と認めたりと、年長者としての温かさや柔らかさを見せてくれます。そうした言動は、当時の筆者が抱いていた"博士キャラ"のイメージを次々と塗り替えてくれました。
さらに物語終盤では、"下手をすると戻ってこられないかもしれない"という覚悟を伴う決断の場面においても、アンドーナッツはかせはひとりの大人として、そして父親として、非常に頼もしい姿を見せてくれます。その存在は、ただのサポート役を超えた"物語の芯に関わる人物"として深く印象に残りました。
ちなみに、本作の主人公・ネスの家族や、他の仲間たちの親も物語に登場しますが、その出番はあくまで限定的な場面に留まります。そのなかで、アンドーナッツはかせだけは最後まで物語に関わり、息子ジェフに寄り添い続ける存在として描かれています。アンドーナッツはかせの存在が、このように強く心に残った人も多いことでしょう。
トニー
主人公の仲間ひとり、ジェフが暮らすのは、雪に閉ざされたスノーウッドという地域にある寄宿舎。その同室の友だちがトニーです。物語の途中、それまでネスとポーラが進めていた視点から、突然ジェフの物語へと舞台が切り替わるのですが、その際に登場し、最初に話しかけてくれるのがこのトニーです。
トニーは、ジェフ編の導入役として、序盤のジェフを支えてくれるとても心強い存在です。
しかし、筆者の心に強く残ったのは、彼の振る舞いのなかに、同性の友人としての"違和感"があったことでした。小学生だった当時でも、そのセリフの端々から、単なる友情とは異なる感情がにじんでいるように感じたのです。
これはのちに、糸井重里氏本人が対談で「彼のことは、明らかにゲイとして描いてるんですよ」と語っていたことからも納得です。
そんなトニーは、ジェフに対して友だち以上の好意を抱いているように見える場面がいくつもあります。なかでも印象的なのは、寄宿舎を抜け出す際、トニーが自ら門のまえにしゃがみ、ジェフの踏み台になって送り出すシーン。静かな献身と優しさが詰まった名場面です。
物語の後半、主人公のネスと対面したトニーは、「おおむかしからのしんゆう」としてジェフとの関係をアピールしたり、ジェフが気絶しているときには「きみたちが ジェフのうんめいを くるわせたんだ!」と感情を露わにするなど、その豊かな内面が垣間見える場面も登場します。
穏やかでやさしい一方で、ときおり見せる強い感情。そのギャップもふくめて、トニーはジェフとセットで心に残っているというプレイヤーも多いのではないでしょうか。
ポーキー


ポーキーは、ネスの家の隣に住む少年です。『MOTHER2』の物語の始まりに登場し、そしてラストを飾る人物でもあります。序盤から終盤までを貫く、極めて重要なキャラクターです。
登場時は単なる近所の悪ガキで、意地悪だけどどこか愛嬌があり憎めない"ちょっとイヤなやつ"という印象でした。しかし、物語が進むにつれ、ポーキーはその性格のまま周囲の心の弱い大人たちに取り入り、気づけば悪の側にどっぷり浸かっていきます。彼が本作の"悪役"として成長していくさまは、まさに"ダークサイドに堕ちる少年"そのものです。
そして、物語の終盤。ネスたちが辿り着いた"過去の最低国"という、生身の人間では本来到達できない異空間で、ポーキーはラスボス直前の敵として姿を現します。
彼は蜘蛛のような不気味なマシンに乗り込み、顔色は異様に青白く変わり果てていました。最初はただの小太りのガキ大将だった少年が、こんな異形の姿になって再登場するという展開は、当時小学生だった筆者にとって強烈な衝撃でした。
ネスは多くの人に支えられ、仲間を得て、最終的に4人で戦いに挑みます。一方、ポーキーは歪(いびつ)な家庭環境に育ち、孤独のまま自分の力だけで"のし上がった"存在。しかも、その過程で心の弱い大人たちを利用し、取り込んでいったことを思うと、ふたりの対比がとても切なく、印象深く映りました。
それでも、ポーキーの心は折れていませんでした。ラスボス戦の直後、彼はまだ"憎まれ役"としての矜持を忘れておらず、プレイヤーにこんなセリフを残します。
「シー ユー アゲイン! ほんとに カッコイイのは どっちかな?!」
この言葉を残して彼はその場を去り、『MOTHER2』の幕が閉じていきます。
嫌な奴だったはずのポーキーが、最後まで"嫌な奴"として振り切れたからこそ、いまでもこれほどまでに印象に残るキャラクターとなっているのだと思います。単なる敵役ではない、どこか人間臭く、切なく、でも憎らしい……『MOTHER2』ならではの悪役像として、彼のことを記憶に刻まれている人も多いことでしょう。
どせいさん



どせいさんは、サターンバレーという村に住む不思議な生き物です。
丸みのある体に大きな鼻、太い眉毛とヒゲ、さらに頭頂部には1本だけ伸びた毛に赤いリボンと、ユニークな見た目が特徴的です。彼らのセリフは特殊なフォントで表現されており、これは糸井重里氏の娘さんの手書き文字をもとにデザインされたものだそうです。
どせいさんは高度な科学技術を持ち、物語を通して重要な役割を担うキャラクターでもあります。そのため、『MOTHER2』をプレイしたことがあれば、彼らをスルーする人はまずいないと言っても過言ではないでしょう。
これだけ個性的なキャラクターだと、ふつうなら作品のなかで浮いてしまったり、無理に作られたような違和感を感じることもあるものですが、どせいさんは『MOTHER2』の世界観に見事に溶け込んでいます。
とくに筆者が印象に残っているのは、敵に捕まり、足に鉄球をつけられて強制労働させられたり、培養液に沈められたりと、作中でかなり酷い目にあっているにもかかわらず、どんな状況でもマイペースで、自分たちの世界観を一切崩さないその姿勢です。
『MOTHER2』の物語が、ギーグという宇宙人による侵略から地球を守るという重たいシナリオのなかで、プレイヤーに"どせいさんがいるから大丈夫"と思わせるような、やわらかい安心感とユーモアが感じられます。『MOTHER2』の独特な世界観を最後まで貫けたのは、彼らの存在があったからこそだと強く感じました。
最後に……
『MOTHER2』のキャラクターたちは、いまでも私たちの心に深く残っています。ふとした瞬間に思い出して、ちょっとだけ胸が温かくなる――そんなプレイヤーも多いのではないでしょうか。